今回、木柵取替工事を施工させていただいたこども園さんは、子供たちをとにかく元気に遊ばせてくれるこども園として有名です。
ただ、こども園さんの敷地が道路に面している部分があり、遊びに夢中になった子供たちの「飛び出し」が懸念されます。
そこで、このこども園さんでは、木柵で敷地と道路を仕切っています。金属製のフェンスだと温もりがないということで。
その木柵が古くなって危ないということで、取替工事が発注されたわけです。
複数の協力会社さんの助けをいただいて、無事、竣工となりましたので概要を報告します。
工事の着工前と完成の写真
着工前 1
完了1
着工前 2
完了2
着工前 3
完了3
着工前 4
完了4
着工前 5
完了5
着工前 6
完了6
着工前 7
完了7
完成写真を見ていただくとわかると思いますが、現況地盤が場所によって設計値より低かったため、木柵の下端部と地面の間にすき間が生じました。
間隔が20㎝以上開くと、子供たちがはい出していく可能性があるということで、土のう袋に砂を詰めてすき間をふさぎました。
また、当初、控柱(18ヶ所)の留金物はむき出しの設計でした。子供たちがぶつかると危ないから何とかならないかというご要望をいただきました。
それで、控え上部に、もう1枚木材をかぶせ、完全に金物を隠しました。
この2点のご要望に対応させていただき、大変喜んでいただきました。
指定木材「道南杉」の検査
発注様より、木柵の材料は、道南杉ということで指定を受けていました。
さらに、木材を組立てたり塗装したりする前に、含水比の確認をするよう指示されていました。必要以上のゆがみやたわみは含水比が高すぎると起きます。
規格値20%のところ、実測値は8%でしたので、問題はありませんでした。
安全対策用プラフェンス
工事中、子供たちが現場内に入ってきたり、近づいてこないよう安全対策用プラフェンスを設置しました。
軽量で持ち運びしやすく、万が一子供たちがぶつかっても心配いりません。
既存木柵などの撤去処分
既存の木柵と束石を撤去し、きちんと産廃処分しました。
柱を建てる束石の設置
既存の束石の撤去と、ほぼ同時に新規の束石を設置しました。
新規木柵の施工状況
新規木柵の設置状況です。
電気設備の一時取外しと復旧
この度、木柵の取替工事をさせていただいて感じたことがあります。
こども園さんは、園長さんとすべての保育士さんが、子供たちの安全について本当に真剣に取り組んでいらっしゃるということです。
当社が、そのお手伝いをすることができて、本当に感謝しています。