憧れのマイホームに、マイガーデン。
ただ生活してみると、いろんなマイナス部分も見えてくることがあります。そういう時
誰でも、あまりお金をかけずにマイナス部分を解消したいと考えるでしょう。
この記事では、ジメジメ・ジトジトした庭を改良する方法と、陽当たりがよすぎて夏場
に灼熱地獄になってしまう場合の対策を紹介します。
湿気でジメジメしている庭を変身させたい
庭の湿気の原因は、「植物が茂りすぎている」か「土の水はけが悪い」かのどちらかの
ケースが多いです。
放置しておくと、病害虫が発生しやすくなりますので早めに改善しましょう。
まず、込み入っている植物の整理から始めます。植物の葉が半分以上重なっている場合
は「込みすぎ」なので、風通しを確保するために間引きが必要です。
特に落葉樹は、定期的な剪定が欠かせません。
次に、土壌の改良方法を紹介します。方法は土壌改良材をすき込むのが一般的です。
最初に土を20~30ほど掘り起こし、表面の土と深い所の土を入れ替えるイメージでよく
混ぜ合わせます。硬い土がでてきたら、スコップの先で割ってほぐしてください。
土がよく混ぜ合わさったら、土壌改良材を入れ込みます。改良材は、植えたいものに合
わせたものがベストです。
ホームセンターに行くと「野菜の土」や「草花の土」など種類別に販売しているので、
それをそののまま使用すると手間いらずです。
自分で調合したい場合は、腐葉土をメインにピートモス(pH調整済みのもの)、川砂、
バーミキュライトを使います。これらと庭土をしっかり混ぜて、ふかふかにさせてくだ
さい。
庭が広すぎて作業が大変だと感じるなら、花壇スペースだけでも試してみることをおす
すめします。
陽当りがよすぎて夏場の灼熱を何とかしたい
夏場の陽当りがよすぎて、ウッドデッキやテラス周りが暑すぎて、せっかくのスペース
を利用できないという場合は可動式テントの「オーニング」を設置しましょう。
そのほか樹木を植えて木陰をつくったり、アサガオやゴーヤなどのツル性植物をカーテン
状に設えるのも効果的です。
植物の葉の蒸散作用によって部屋の温度上昇を抑えることができるため、暑い夏場でもエ
アコンの使用を控えて過ごすことができます。
また擁壁やブロック塀に植物を絡めたり、地面にグラウンドカバー(地被植物)を植えた
りすると反射光を防げますし見た目もキレイです。
アイビーやプミラ、ハツユキカズラなどのツタ類を壁に這わせるだけでなく、舗装面から
立ち上がらせるように育てるのもいいでしょう。
意外と効果的なのが、日本古来の打ち水です。最近この打ち水が見直されていて、暑さだ
けでなくストレスの緩和にも役立つとされています。
近頃では、水を噴霧する家庭用のミスト装置も販売されていて、人間だけでなく弱った植
物の回復にも効果的です。
まとめ
理想の庭を手に入れるためには、一気に変えようと無理せず、気の付いたところから少し
ずつ手を入れていくのがコツです。
楽しみながらつくって、少しずつ変化していく庭を眺めるのもガーデニングの楽しみ方の
一つだと考えます。