庭づくりの時、雑草対策も考えて!
庭って、癒やしになるし、おもてなしの場だったりします。
ところが油断すると、雑草との戦いの場にもなりますよね。
一度雑草がはびこってしまうと、根絶するのはなかなか大変になります。
できれば最初に雑草対策を考えておくと、あとあと楽なんです。
雑草対策にはいろんなものがあります。
だいたい、この5つだと思います。
1は疲れます。癒やされるはずが、疲れしか感じなくなります。
2と3は緑の部分が少なくなります。新たに何か植えようとするとき大変です。
4は他の植物やペットに影響がないかとか、どの除草剤を選択するとかがあるので、
まずは業者に相談したほうがが良いと思います。
5は経済的余裕があれば一番安心で楽ですが。
実はこのほかに、是非、おススメしたい雑草対策があるんです。
それは、グランドカバーの植栽です。
ガーデニングにもっとグランドカバーを使ってください!
造園業界で長く庭と携わってきて、雑草対策としてのグランドカバー植栽は、
お客様に喜んでもらえた成功事例の多い施工です。
なので、自信をもっておススメできる雑草対策なんです。
まずすこし、グランドカバーについて説明しますね。
グランドカバー=地被植物。地を被う植物です。
茎に吸着根がついていて匍匐して広がるタイプ
根が分別していって増えるタイプ
とかがあります。
アイビーはとても有名ですよね。
9cm角とか10.5cm角とかのビニールポットに、
用土と一緒に1株ずつ入っています。
よくホームセンターで売っている一年草の花苗と同じです。
この子たちは一度バシッと根を張ると、雑草が入り込む隙がないくらい濃密になる
強い根をもっています。生命力がすごいんです。
雑草が生えたとしてもわずかです。ぱやっぱやっと出てくるだけです。
ここで注意点があります!これがグランドカバー植え付けのポイントです。
㎡当たりに植える株数をけちらないでください。
25株/㎡以上は植えてください。
最初の植え付けでけちると、グランドカバー同士が根のネットワークを結ぶ前に
雑草が入り込んできちゃいます。そうなったら目もあてられません。
これから紹介する3種類のグランドカバーは、私の経験上、はずれがなかった子たちです。
お客様に満足してもらい、喜んでもらったものです。
増えすぎて困るくらい強健で雑草をよせつけませんでした。
特にイワミツバは同じ植え込み地に他の植物と混植しないでください。
他のものが消えちゃいますから。
以下のグランドカバーは、葉の色がきれいだったり、春先に花をつけたりします。
イワミツバ
タイムロンギカウリス
コトネアスター
ガーデニングやガーデンリフォームの際には、是非計画の段階からグランドカバーの植栽を
検討してみてください。
シンボルツリーの姿を引き立たせたり、庭全体の統一性が生まれたりします。