メンテナンス

庭木についてのよくある質問①

 

庭木は、日照や土壌の状態に左右され、病害虫の危険にもさらされています。
人が管理してやる必要があります。

 

お客様からよくある質問とアドバイスをまとめてみました。参考にしてください。
今回は、花や実、葉や種についてです。

 

 

 夏場、庭木の葉がしおれてしまいました。周囲の雑草は元気なのですが。

 一番多いのは水不足です。葉が日焼けした可能性もあります。
雑草はこまめに抜き、土が乾いたらたっぷり水をやってください。 

 

 葉の表面に白い粉がついている。

 原因のほとんどは、うどんこ病です。サプロールかベニカXスプレーを
散布してください。土の窒素過多・不足やカリ不足で発生しやすくなります。

 

 葉が紅葉しません。

 紅葉するために必要な条件は、日が十分に当たることと、昼間と夜の気温差が
大きいことです。日当たりの良い場所に移植してください。まれに葉焼けや病害虫の
影響がある場合もきれいに紅葉しません。

 

 ナツツバキの葉が黒く汚れている。

 カイガラムシやアブラムシが原因のすす病です。枝や幹に白くてゴムのような
感触のフクロカイガラムシが群集していないか確認してください。
治療はカイガラムシ防除をメインにします。ベントレーかオルトランを散布します。
枝や幹のくぼみに発生しているカイガラムシは歯ブラシなどでこすり取ってください。 

 

 ちゃんと生育しているのに、開花の時期になっても花が咲きません。

 剪定の時期や切る位置を間違えて、花芽を切ってしまうと花は咲きません。
通常は花芽の形成の前に剪定します。病害虫により花芽がなくなってしまっても
花は咲かなくなります。

 

 植えてから何年もたち、花も咲いているのに実がつきません。

 受粉が行われていないからです。
アオキ、イチョウ、キウイフルーツ、ヤマモモなどは雌雄異株です。
雄木と雌木を一緒に植える必要があります。
アンズ、ウメ、オウトウ、ナシ、スモモ、リンゴなどは、同じ品種では
受粉しない自家不和合性という性質を持っているため、
他の品種の木がもう1本必要です。

 

 収穫した果実から種を取り、翌春まいたのですが芽が出ません。

 普通、種子は乾燥させて保存しますが、果実のなる種子は逆で乾燥させては
種子が芽をだしません。水で湿らした砂を入れた植木鉢に洗った種子を入れて、
土中で保存してください。すぐにまいて春まで発芽を待つ場合は、寒さに気を
つけてください。

 

 

 

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