オシャレなカーポートを設置したい、庭や外構のバランスを考えながらカーポートを検討したいというお客様からの問い合わせが増えています。
カーポートは、陽当りや風通しはあるのに、雨や雪、紫外線などから車を守ってくれます。壁がない分、物置やガレージよりはセキュリティーは緩いのですが、デザイン性が高く開放感があるので人気なのです。
ここでは、カーポートについて見ていきます。
カーポートについて
最近のカーポートは、建物や外構全体の印象、いわゆるファサード(建物正面の外観)をきめるくらいまでにレベルがアップしています。色やデザインも豊富で、意匠に富んだ製品が多くなりました。
カーポートの種類について、まとめてみました。
- 車を並列させるか縦列させるかで大きく区別される
- 駐車台数は1台から3台が一般的で2台用が主流
- 柱を立てる位置は片側・両側・後方の3タイプ
- ルーフの形状は様々でフラット型・M型・Y型等がある
カーポートのメリットデメリット
カーポートを設置することで得られるメリットと注意したいデメリットをまとめてみました。
カーポートのメリット
- 雨の日に濡れずに車の乗り降りができる
- 車が汚れにくく暑さも軽減される
- 車の雪下ろしの手間が省ける
次にデメリットです。
- 横からの雨・雪が吹き込む場合がある
- 台風対策が必要
- 防犯性は低い
以上のメリットデメリットをきちんと把握して設置を検討しましょう。
カーポートを設置する場合のポイント
カーポートは、三方を壁で囲まれていませんが、建築基本法や都市計画法での建築物に該当します。強度の安全性が求められ、建ぺい率にも関わってくるので、しっかり届け出を出して申請しておく必要があります。
カーポートの設置場所を決めるときは、車の出入りや乗り降りをリアルに想定しましょう。例えば、道路からカーポートに入る際に、切り返しが一番楽な位置はどこかを考えてみてください。そうすると前面の道路に対してどれくらいの間口や奥行きが必要になるかが見えてきます。
それから自分や家族が車に乗り降りする時に柱が邪魔にならないか、玄関までの距離や建物との間隔を目算しましょう。
車の大きさについては、買い替え時の車種まで考慮に入れることをおすすめします。カーポートを設置して間もなく、車を買い替えることになって大きさが合わなくなったというのは失敗談としてよく聞く話ですから。
カーポートの利用は家族みんなで
限られた外構のスペースを、ただ車を停めておくだけに占有させておくのはもったいないです。ちょっとした発想の転換をして、家族のユーティリティ(役にたつ)スペースにしましょう。
床面をコンクリートにすれば、お子様たちの遊び場になりますし、奥様が洗濯物を干す場所にもなります。
自転車やバイクも置けますし、屋根がありますから、プランターを使ってのガーデニングや趣味の日曜大工のときも安心です。
カーポートを家族みんなのユーティリティスペースとして便利に利用できれば、ご主人の株もカーポートの利用価値も大幅にアップするでしょう。
カーポートまとめ
カーポートは、ガレージなどに比べると、敷地に合わせやすく施工費用も安く済みます。デザインや色は多種多彩で、耐雪・耐風の対応も万全です。
住宅建材メーカー各社が競うように新製品を発売していますから、我が家の建物や外構にピッタリのカーポートが必ず見つかるはずです。
ぜひ、検討してみてください。