今回、シンボルツリーとして設置するのは、ヒムロスギという常緑樹です。
樹の高さは、約15mで、当社圃場で50年近く養生していた樹木です。
根の周りを大きく掘削し、きれいに根を包むことができました。
こうしないと、根鉢から土が落ちてしまうのです。
これはハコビバさんの広場に作られた、ヒムロスギを納める鉢となる構造物です。
駅前は、地盤下の海水面が高いので、海水の影響から樹を守るため、かさ上げして設置することになりました。
これは鉢の中に入れる黒土や土壌改良材を積み上げた様子です。
鉢の中にこのような躯体を打ってあります。
根鉢の安定性と地下支柱のアンカー打設のためです。
まず、水はけをよくするために、白火山灰を投入しました。
白火山灰の上に黒土を敷き詰めました。
これは、地下支柱と、樹木を立ち上げた後に取り付けるワイヤー支柱の資材です。
この場所は、風が非常に強く吹きます。
台風や地震にも耐えられるように、地下支柱とワイヤー支柱の2種類の支柱をセットしたのです。
ヒムロスギをトレーラーに積込み、夜間、移送します。
現場に、ヒムロスギが到着しました。
あいにくの土砂降り雨のなかでの作業となりました。
翌朝は、すっきり青空になりました。
無事、ヒムロスギを立ち上げることができました。
枝を絞っていた麻縄などを取り外します。
これから、根回りにさらに黒土と土壌改良材を補充します。
以上が、函館の新しいランドマーク「ハコビバ」さんにヒムロスギを植栽した件の報告です。