植物は大好きだけど片づけるのは苦手という方は多いのではないでしょうか。知らぬ間に増えている庭の不用品の始末は、とても面倒に感じてしまうものです。
しかし、どんなにきれいにガーデンニングしても、その一角が雑然と散らかっている状態だと見た目が台無しになってしまいます。
この記事では、不要になってしまった残土、剪定して出た枝葉、余ったプラ鉢の対処方法について紹介します。
プランターの残土はどこに捨てる?
プランターで使った残土がたまったから、近くの公園や雑木林に捨てたいと考える方がいらっしゃると思うのですが、それは違法です。
対処方法としては、まず、地域の自治体に土や砂、石の回収を行っているか問い合わせてみてください。対応は自治体ごとに違いますが、可燃ごみの日に少しずつ出す、不燃ごみ扱いになっている、処分場に持ち込めばOKとかアドバイスしてくれるはずです。
自治体にまったく取り扱いがない場合は、近くのホームセンターに相談してみてください。引取サービスを行っているかもしれません。
自治体やホームセンターが頼れないときは、有料のサービスを利用しましょう。産業廃棄物処理業者や不用品回収業者に申し込んでみましょう。「残土処分+住んでいる市町村名」でインターネットを検索すると出てくるはずです。
まったく別の対処方法として、おすすめなのは残土の再利用です。
残土を乾燥させ、ふるいにかけてゴミや残根、小石を取り除きます。その後、殺菌剤で消毒して、肥料や培養土を混ぜ込みます。
そうすれば、また植物を植えて育てることができます。
剪定した枝葉などゴミの始末はどうする?
剪定した枝葉、雑草や芝生を刈ったあとの刈草などは、「燃えるごみ」として処分できる自治体が多いです。ただし、収集してくれる大きさや量に制限のあるところも多く、事前にルールを確認しておく必要があります。
剪定した枝を袋に入れて捨てるとき、古米袋を用意すると重宝します。尖ったりトゲがあったりする枝が突き抜けないので安心です。
ホームセンターで、1袋30円くらいで購入できるはずです。
捨てずに活用する方法もあります。細かくした枝葉や刈草を、自家製の堆肥や腐葉土の原料にする方法です。
余っているプラスチック鉢の見た目を何とかしたい!
最近では、さまざまな色や形状のプラスチック鉢が出回っていて、いろいろと買って揃えているうちに雑然としてしまったいうことがあります。
そういうとき、プラスチック鉢をすっぽり隠してしまう「木製プランターカバー」がおすすめです。板の四隅を留めただけのものですが、一見すると木製の大型プランターに見えるので豪華です。
まず、材料を用意します。6号鉢(直径約18cm)のプラ鉢3鉢がラクに収納可能な大きさのものを例にします。
幅20㎝×厚さ1cm×長さ182cmの板を用意し、これを70cm2枚、20㎝2枚にカットしてください。70cmのほうが前後、20㎝は側面に使います。
それから1.5cm×1.5cm×長さ80cmの角材を20cmに切り分けて4本にします。これを側面の板の両端に使うと強度が格段に上がるのでおすすめです。
これらの板材や角材はホームセンターで用意できるので、お店のカットサービスを利用すれば大幅に手間や時間を短縮できます。
以下は、組み立て方の手順です。
- 側面用の20cmの板の側面に、20㎝の角材をネジ留めし2枚分用意
- 取り付けた角材に、さらに70cmの板をネジ留めする
これで四面囲いのプランターカバーが出来上がりです。バーナーで表面に焼きを入れたり、防腐塗料を塗ったりすれば長持ちされることができます。
まとめ
自宅の庭を、たまに客観的に見直してみると、プラ鉢やゴミだけでなく不用品は意外と多いものです。何年も前から放置状態の物置や犬小屋、使わないベンチやガーデニング用の資材などです。
基本的に、1年以上手付かずのものは、処分や再利用の方法を考えましょう。限られた空間である庭を、美しく保つコツの一つです。